garamanのマジック研究室

アロン・フィッシャー カードマジック

「グラビティー・ハーフ・パス」という強力な技を開発したアロン・フィッシャーが、「The Paper Engine」という本を発行し、その中で惜しげもなく「グラビティー・ハーフ・パス」の技術を公開しました。発行後、各地をレクチャーで周り、日本にも訪れました。レクチャーを通して世界中のマジシャンたちにセンセーションを巻き起こした「The Paper Engine」の待望の翻訳本です。「The Paper Engine」発行が2002年ですから、その翻訳本である本書が刊行されるまでに10年しか経っていません。最近は翻訳本が頻繁に発行されるようになりましたが、権利の関係からかどうしても古めの本が翻訳されるケースが殆どです。その中にあって、「The Paper Engine」は随分と早い翻訳になります。

肝心の中身はというと、23の技法の解説が100ページ程。その後の70ページ程で13の作品が解説されています。構成も解説文も非常に分かりやすく、解説本の見本と言える本です。また、出版元の 東京堂出版 のサイトからは、購入者特典として、アロン・フィッシャー自身の演技映像が見られるページにリンクが貼られています。

Aaron Fisher
小林 洋介(訳)
TON・おのさか
東京堂出版

レビュー

ザ・タックスマン