garamanのマジック研究室

奇術学

大人も楽しめる飛び出す絵本、といった感じでしょうか。30.8 x 26.2 x 2.4 cm という、届いてびっくりの大きさです。表紙の白うさぎはホログラムになっていて、角度を変えるとメカウサギに変わります。表紙につられて買ってしまった方もいらっしゃるでしょう。でもきっと開いて公開する事はなかったはず。ページをめくる度に色々な仕掛けが楽しめるのはもちろん、目の錯覚を利用した実験や、マジックの解説もあり、実際に体感しながら読み進めていける内容になっています。いくつかのマジックは道具まで付属していますので、子供にとっては宝物になり得る本です。子供が喜ぶといっても内容は決して子供だましではなく、マジックの歴史的な部分にも触れ、偉大なマジシャン達が敬意を込めて紹介されていたり、トリックの心理学的側面もしっかりと解説してあるという充実振りです。

「この本がマジックをはじめたきっかけです」と言うマジシャンが、そのうち現れるのではないでしょうか。

今人舎

レビュー

なし